道路建設Road Construction
生活を支え、ひと・もの・情報が行き交う道路空間をめざして
道路はその多様な機能によって、様々な人間活動をつなぎ、安全で快適な生活空間を創造・支援する必要不可欠なものです。
自動車、歩行者等の通行サービス機能、沿道の土地利用と施設の建設を可能にした街の発展や産業を支援する機能、さらに災害時の避難路や避難地としての防災機能、地下における電気、水道、ガス、通信などのインフラ施設のための空間機能などを備えています。
私たちは、道路の有する多様な機能を踏まえ、災害に強く耐久性の高い「安全な道路空間」、都市の渋滞解消・環境改善、交通事故の減少へ貢献する「安心な道路空間」、人の生活にゆとりと活力を与える「快適な道路空間」を創造し、道路施設が良質なストック(資産)として将来にわたって有効に機能するための技術を提案します。
主な実績過去の実績はこちら
古宇利大橋(離島架橋の整備実現)
離島苦解消を目的とした沖縄の代表とされる橋で、当社はプロジェクトの初期段階から参画し、整備効果の検証に至る技術提案まで携わりました。
真玉橋(渋滞解消と名橋の復興)
慢性化する渋滞を解消すべく交差点改良と併せた橋梁計画に携 わり、琉球の名橋(真玉橋)を彷彿させる工夫を委員会に図り実現しました。
ニライカナイ橋(急傾斜地における交通不便地域の解消)
県道と国道331号を結ぶ80mの高低差を解消すべく、平面形状をつづら折りとすることを提案。交通不便地域解消に寄与しました。
海中道路・ロードパーク(産業振興支援道路の実現)
浅い海域に土手を築いてつくられた海中道路で、 途中のロードパークでは海水浴客やマリンスポーツに訪れる人で賑 わう空間創りに計画当初から携わりました。
宜野湾北中城線(ハシゴ道路の整備)
東西国道(国道58号と国道329号)を結ぶ主要地方道で、伊佐交差点大幅改良で伊佐~普天間が4車線道路となりました。当社は宜野湾区間の基本設計から完成まで携わりました。
我如古交差点(渋滞解消と円滑な交通流)
国道330号我如古交差点での慢性的な交通渋滞を解消し適正な交通流を確保するものです。当社は交差点設計に加えて歩道橋設計や施工計画など交通渋滞解消に寄与しました。
南部東道路(地域間の連携強化)
那覇近郊の交通体系、二環状七放射の一部である南部東道路(地域高規格道路)で、連携や交通機能の強化に貢献する路線です。当社は基本設計から詳細設計など多岐にわたり携わりました。
自転車道整備(自転車利用推進)
国道58号名護市において自転車利用促進を目的とする自転車道の計画設計に携わりました。横断構造や交差点構造を提案し人や自転車にやさしい空間形成に寄与しました。
都市計画City planning
夢のある都市空間をめざして
多くの人が都市で働き生活する現代、快適な生活空間と創造的で知的な刺激が求められています。私たちは、都市を日々変化する人間活動のステージとして捉え、都市の持つ本来の機能・魅力を保全・再生・創出するために、人口減少・少子高齢化社会を見据えて様々な提案をします。人にやさしいまち、生活の場、働きの場、遊びの場のそれぞれの機能が連携したコンパクトな都市を、市民とともに考え、創り、育てていくことをまちづくりの基本とします。 都市空間には、バリアフリーやユニバーサルデザインの思想を積極的に導入するとともに、地下利用を含めた空間の高度利用の視点と既存ストックの有効活用の視点で、高いアメニティの創造を目指します。
業務内容過去の実績はこちら
街路整備計画・環境計画
道路改良事業をはじめとする公共事業において、環境 に与える影響を極力少なくする方策を検討し、地元住 民のコンセンサスを得たより良い社会資本整備の推進 に貢献する業務を行います。
道路計画
地域高規格道路のルート検討をはじめ、将来交通量を考慮した道路ネットワークの計画、及び道路整備プログラムの検討などの交通計画関連の業務を行います。
交通事故対策の計画・検証
長年の事故調査業務によって蓄積したデータベース等を基に交通事故対策の検討及び実施設計を行います。
社会資本整備効果の検証
大規模プロジェクトに関連した、需要喚起策やアクションプログラムの検討をとおした整備効果の検証及びルートの延長検討を行います。
公園・緑地計画
都市公園、海浜公園及び道路残地等の様々な規模の公園、緑地計画・実施設計を行います。
WS・PI等の企画・運営
地域のコンセンサスを得た社会資本整備推進のため、市民の参画や協働でのまちづくりを積極的に取込んだ、 ワークショップやパブリックインボルブメントの企画・運営を行います。
自主研究
めまぐるしく変化する時代の流れと共に建設技術においても日進月歩で日々変化しています。そんな中、我社では通常業務に加え、自主研究というかたちで、多岐にわたる社会資本整備の提案をおこなっております。これらの成果の一部は、実際に事業化され、公共の財産(社会資本)として機能しております。
デジタルトランスフォーメーションDigital Transformation
業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出
行政機関(国、県)が推進しているBIM/CIM事業発注に伴って、弊社では、BIM/CIMに対応すべくソフトを導入し、BIM/CIMの活用出来る人材育成を実施しております。また、社内インフラ整備では令和5年10月から開始予定のインボイス制度開始に伴って、ペーパレス化で必要な社内システム開発を実施しております。
業務内容
地形モデル
UAV を用いたレーザ測量により、点群データ取得。オリジナルデータから地物(建物、樹木等)をフィルタリングしたグラウンドデータを TIN(不整三角網)として表現。
道路モデル
2次元図面成果から線形データや幅員形状を読取り、情報を入力することで容易に道路モデルが作成できる。細かな調整は多少あるが、3次元化することでランプのような高低差のある道路や、函渠がわかりやすく確認できる。
土層モデル
土質調査により取得した柱状図をモデル化し、ソフトを用いて土層モデルを作成。モデル範囲内であれば柱状図がない箇所においても、断面を作成し基礎等の位置関係や、根入れを確認できる。また、地質、土質上の課題を把握することで、関係者間協議や情報共有、施工等への提言に活用できる。
河川・砂防・港湾・海岸施設Coastal facility
自然と人がうちとけあえる水辺空間をめざして
人の歴史をひも解くと、水辺は生きるために切り離せないもので、便利で快適な生活環境が満たされつつある現代においても、人は安らぎを与える清らかな水辺空間を求めています。
私たちは、水辺空間に求められる治水上の安全性を確保しつつ(治水)、地域の暮らしや、歴史、文化と水辺空間とのかかわりを大切にして(利水)、生物の良好な生息、生育地の確保と景観にも配慮した水辺空間を創造します(環境)。
子供たちが身近に存在する安全な水辺で、自然環境を体験し学び、人間性を育む場の形成が、私たちの目指すものです。
主な実績過去の実績はこちら
安謝川(親水空間の創出)
化粧コンクリート護岸で整備されるエリアに更なる親水空間創出を目的とした階段を整備。今では背後の公園と一体となった市民の憩いの場として利用されています。
天願川(治水と生態系への配慮)
多様な生態系の生息環境の創造と市民に潤いのある生活環境の向上を目的とした水辺空間整備を実施。堰や多自然護岸の設計に関わる一連の技術提案に携わりました。
根路銘海岸(人工海浜による海岸保全施設)
背後地を高潮、越波等から防護し、且つウミガメの産卵する砂浜の復元 を図るため、人工リーフ、突堤、養浜等の海岸保全施設のの整備を事業計画から完成まで、技術提案に携わりました。
石川川(利水事業と水辺空間の開放)
多自然型護岸を採用することで生態系にやさしい護岸整備を目指し、市民生活に水辺の潤いを感じてもらう提案を行いました。
黒島港浮桟橋(移動円滑化施設整備)
年々増加する観光客や地元利用客の利便性と安全性に配慮したバリアフリー施設を基本設計から完成まで携わりました。